今日出勤途中、車の前を凄い勢いで低空飛行した鳥が横切っていきました。
しかも何匹も…
トラップ!?と思いました。
あれは何鳥かなあ…小っちゃいツバメ?
私信です
からなりさん>
メール返事したつもりですが、ちゃんと届いてますでしょうか…どきどき
桜がどんどん散っていくのを見ながら、あわわ桜が散り終える前に書くなんて言わなきゃよかったぜーと焦りました。
桜は咲くのも散るのもあっというまですね~
リボーンの小話は、獄寺の世界がツナ中心です。
妖アパの小話は、なんか駆け足になって微妙かも…花見がしたくなりました、わいわいと。飲みたい…
仮面ライダー電王のモモタロスを見ると、胸がキューとなります。
あれれ、この気持ちはなんだい?………母性?
ジャンプの一言感想、以下反転ですー
リボーン>
二段ベッド!!(ぎにゃー)
二段ベッドの上で、鼻をぐすっとさせるツナに、苦しげな表情の獄寺に、
むごおおおおおおおおおお!?
となりました……おいおい、俺のハートが大変だぜ…
内容的には、白蘭さまイメージと違った!正ちゃんとかってフレンドリーだな、おい!?とか、
コロネロの仇!?(動揺)とか、
やまもっちゃんの渋さとか、
事実はともかく笑顔でツナを励ます獄寺とか、
最強は自分と言い張る獄寺とか
いろいろいろいろありました(獄寺ばっかし)。
10年後のツナが、ボンゴレに否定的なセリフはいてるのを聞いても無表情な獄寺を見て、
(ああもう獄寺はボンゴレうんぬんじゃなくてツナがいればいいんだ…オンリーワンでナンバーワンなんだ……)とか思いました。あああ……
テニス>
テニ……ス……?焼き……肉……?あれれ?
ネウロ>
松井先生は挑戦者だなあ……
笹塚さんがもうもうもう
夕士と長谷は、あんぐり口を開けたまま呆然としてしまった。
「す、……すげえ………」
「すごすぎる………」
桜、さくら、サクラ。
あたり一面、桜だらけだった。どこもかしこもピンク色。
見渡す限りの木々が、桜だった。
星の美しい夜空を、桜の花びらがひらひらと舞う。
「ひええええ、桜だらけ!」
「真っピンクだーーーー!!」
例によって大家さんが謎の技で空間を繋げて(?)桜山への入り口が妖怪アパートに出現したのだ。
花見の準備をしている、残りのアパートの連中が来るまで、二人でブラブラと散歩することにした。
「なんか、本当ここは一体どこなんだ……ゼッタイ地球でないよな……」
「深く考えるな。しかし、ここまで桜だらけだとちょっと恐いな。圧巻というかなんというか」
「俺、なんかクラクラしてきた……」
見上げると、雪のように薄桃色の花びらがどんどん降ってくる。
このまま降り積もって、埋まってしまいそうだ。
「そ、そろそろ戻るか」
「だな。迷子になったら困るしな」
どちらからともなくきびすを返す。
なんとなく、沈黙がおりた。
二人で、桜の舞いに見とれる。
「稲葉」
「ん?」
サクラ色に霞む世界で、なんとなく夕士が遠くなった気がして、長谷は思わず名前を呼んだ。
振り返る夕士に、ふいに胸がつまる。
二人の間の距離がもどかしくて苦しかった。
薄桃色の花びら、綺麗な夜空。
真っ直ぐに自分を見つめ返してくる、見慣れた、なのにどうしてか知らない人のような黒い瞳。
愛おしさが溢れた。
(なんだろう、桜に酔ったかな)
「長谷」
夕士の口が、自分の名前を紡ぐ。
桜は、不思議な木だと思う。
華やかに咲いて、儚く散る。
清らかに、優しげに咲くかと思えば、
狂おしげに、熱に浮かれたように、くるくると舞い落ちる。
(そうか、桜は)
(『恋心』に似ているのか)
だからこそ人は、桜に惹かれるのかもしれない。
こんなにも美しく思うのかもしれない。
長谷は夕士を抱きしめたい衝動にかられ、腕を伸ばそうとした。
そのとき、
「おーーーーー!!絶景だな!!」
でっかい声が聞こえて、二人はビクッと飛び上がった。
わいわいがやがやと妖怪アパートの連中が入り口から賑やかに入ってくる。
「わーーーっすっごいピンクーー!!」
「いやいや、これは凄いねえ」
「酒がすすむゾー!」
「綺麗だねえ」
「花見だ花見だーっ」
すっかりいつもの雰囲気になって、なんとなく二人はホッと息をついた。
長谷は、がっくりきたような安心したような、複雑な気持ちだ。
「いくか、長谷」
「おう」
顔を見合わせて、笑いあう。
「よーっし、食うゾーーー!!るり子さんお手製花見弁当!!」
「やったーー!いいね、いいね!」
「デザートの花見だんごも桜餅も楽しみだー」
「腹が減ったー」
わいわい言いながら、楽しそうに妖怪アパートの面々の中に入ってゆく。
桜は、ただ、舞い降る。
心浮き立たせるように。
「10代目!桜って、なかなか怖ェ植物だったんスね!」
「へ?」
ポカン、とツナが見上げる。
(ああ、なんてお可愛らしい!)
その様子に密かにキュンとする獄寺。
うららかな春の日。
二人で帰る、桜並木。
「桜の木の下には死体が埋まってるって聞きました」
「ああ。うん」
「桜がピンク色なのは、本来白い花なのに死体から血を吸い上げて染まるからなんスね!こんなたくさんの桜の下に死体が埋まってるなんて、平和な国だと思ってましたが日本もあなどれません!」
これはますます俺がしっかり10代目をお守りせねば!!と意気込んで燃える獄寺に、
「プッ………あはははっ」
たまらずツナが吹き出した。
今度は、獄寺がキョトンとする番だ。
「10代目ぇ………?」
「ゴメンゴメン!あははっ……本当に埋まってるわけじゃないんだよ。てゆーかホントに埋まってたら怖いよ!確か、昔の小説かなんかに書かれてて、その中のセリフが有名になったんだよ」
「なんだ、嘘なんスか!?」
おのれ、10代目の前で恥かかせやがって…っ
と、恐い顔になる獄寺にビビりつつ、ツナは苦笑した。頭いいくせに、獄寺君はこういうとこがヌけている。
「………でも、やっぱり綺麗だよね」
そう言って顔を上げたツナにつられて、獄寺も桜を見上げる。
「ちょっと怖いくらい」
薄ピンクの泡のような花が、風に揺れ、ひらひらと花びらをこぼす。
風に舞う桜。
そう、それは確かに美しい。
けれど。
花は、ただの花だ。
たぶん俺一人だったら、こうやって立ち止まってゆっくり眺めることなんてなかっただろう。
ツナが桜を綺麗だと言うから。
側で、一緒に見ていてくれるから。
だからこそ俺はこんなにも、素直に桜を綺麗だと思えるんだと思う。
そっとツナを盗み見ると、穏やかに、優しい表情で桜を見上げている。
その横顔を見ていると、だんだん心がもやもやしてきた。
ああ、これは、嫉妬だ。
俺は、ただの花にさえ、10代目がそんな慈しむような視線を向けられることが悔しいのだ。
(そうだ、俺が死んだら。そこに、桜を植えてもらおうか)
ふと、そう思った。
俺が死んだら、10代目はお優しい方だから、きっと少しは悲しんでくれるだろう。
そしたら、俺を糧に育った桜の下で、悲しむ10代目に花を散らして、お慰めしてあげよう。
花の一つ一つに想いをこめて、10代目のために散ろう。
そして、10代目の髪に、肩に、頬に
微かに触れて、地に落ちよう。
それは、なんだかとても魅力的なことに思えた。
「10代目」
「何?」
「もし………」
「ん?」
ツナが振り返る。
獄寺は先程の思いつきを言おうかと思ったが、ツナと目が合った瞬間……なぜか言えなくなってしまった。
代わりに、
「桜、好きスか?」
「うん、そうだね」
「そっすか!」
その後の獄寺の行動はすばやくて、ツナに止める暇はなかった。
獄寺はニッコリ笑うと、側にあった桜の枝に手を伸ばし、
ぽっきりと折ってしまった。
「あーーーーーー!!!」
「え、っ!?」
「ご、獄寺君!!桜の枝は折っちゃダメなんだよ!!」
「え、そ、そーなんスか!?」
常識がどーのというより、10代目に怒られて青くなる獄寺。
「じゅ、10代目に差し上げようと……スイマセン……」
桜の枝を持ってしょんぼり肩を落とす獄寺に、ツナはなんだか気が抜けて。
苦笑した。
「まあ、しょうがないか。家に持って帰って母さんにあげるよ」
「す、スイマセン」
「いいってー……ありがとう」
その言葉に顔を上げると、桜を受け取ったツナがにこっと笑ってくれた。
その笑顔を見ると、獄寺はなんだか胸がいっぱいになって。
嬉しくて、好きで、好きでどうしようもなくって泣きそうになる。
「10代目、……またお花見行きましょー」
「いいね!」
この笑顔を見ていたい。
できるなら、ずっと。
だから、この身がいつか桜に埋まるとしても、
それが遠い日であることを願った。
びびったぜえ…
桜をテーマに、小話3つくらい書こうと画策しております。
昨日は第1弾のGD。
次はリボーンの予定(は未定)……でもちょっと長くなりそうなんだよな、うーん
問題は、桜が散りきる前に書けるかどうかですな